Pythonでプログラムを作るうえでよく使われるリスト型
こんにちは、ゆうきです。
今回はPythonでプログラムを作るうえでよく使われるリスト型について説明していきます。
今から説明するリスト型は少し難しいので、プログラミング初心者の人はまず下記のページから読みましょう!!
並べ替え
前回のリスト型の基本操作のページでは、主にメソッドを使って新しい要素を追加したり、削除したりすることができましたね。
しかし、データの並び方は追加した順番のままでした。それが便利でもあるんですが、データを数値の大小やアルファベット順などに並べ替えたいときもあるでしょう。
実は、リストは保持している要素を並べ替える能力を持っています。
では、実際にリストを用意し詳しく説明していきます。
list_testというリストを作りました。
list_testにsortメソッドを使うと、小さい順に並べ替えてくれます。
さっきまではlist_testのデータがバラバラだったのに対し、sortメソッドを使うと簡単に小さい順に並べ替えることが出来ましたね。
次に、リストに格納されているデータの順序を逆さまにすることが出来るreverseメソッドがあります。
さっき使用したlist_testを使用してreverseメソッドを使うと
上の画像のように大きい順に並べ替えることができました。reverseメソッドは順序を逆にするだけですので、もう一度呼び出すともとの小さい順の並びに戻ります。
この方法は文字列にも適用できます。4つの単語からなるリスト「list_word」を作って、sortメソッドで並べ替えてみます。
今度は、アルファベッド順に並んでいるのがわかると思います。
ところで、大文字と小文字の区別はあるのでしょうか?「windows」を「Windows」、「mac」を「Mac」に変更して試してみます。
linuxだけ小文字ではじまるようにしたところ、最後になってしまいました。
sortメソッドでは、大文字が小文字よりも先になるルールだということが分かります。
空っぽのリスト
実際のプログラムでは、最初に空っぽのリストを用意することが多いので、作り方をぜひ覚えておきましょう!
空っぽのリストの作り方は、びっくりするほど簡単です。
完成ですw
このように角括弧[ ]だけを入力すると、中身が空のリストができます。
空のリストに要素を追加するときは、もちろんappendメソッドが使えます。 (要素の追加の解説は前回のページで説明しました。)
スライス
スライスという機能を使うと、リストの一部の要素だけを簡単に切り出すことができます。
少しややこしいので、例を見ながら進めていきましょう!
少し長めのリストを用意して、list_dという名前を付けます。このlist_dの最初の3つだけを切り出して、新しいリストを作っていみます。
これがスライスという機能で、コロンを含んだ数字が使われています。
結果を見ると、確かに最初の3つの要素を持つ新しいリストができています。
「0:3」は、「0番目からはじまって3番目の1つ手前までの要素を取り出す」という意味です。つまり、0番目から2番目までの3つです。
「:」(コロン)の左側は含んで、右側は含まないので、3番目から6番目の4つの要素が欲しいときは、以下のように指定します。
「指定の場所から最後まで」や「最初の要素から指定の場所まで」といったことも、簡単にできます。
これは、それぞれlist_d[4:11]、list_d[0:6]と書くのと同じことです。何も指定しない場合は、「:」の左側が最初の要素、右側が最後の要素とみなされるのです。
まとめ
どうでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめると、
- sortメソッドでリストの並べ替えができる
- reverseメソッドでリストの並び順をひっくり返す
- 空っぽのリストは、[ ]で作る
- スライスを使うとリストの一部を切り出せる
となります。
特に空っぽのリストの作り方は、プログラムを作るのによく使うので覚えておきましょう。
Step1 今回学んだことを理解する
Step2 本ページを真似て実際にリスト型のコードを書いてみる
Step3 リスト型コードの書き方を実践練習し習得する↓
- 空っぽのmy_listという名前のリストを作る。
- EnglishとJapaneseとMathとScienceを追加する。
- reverseメソッドを使い並び順を逆にする。
- EnglishとJapaneseのみを取り出す。
*reverseメソッドを使ったときに一度my_listの中身を確認したほうが取り出しやすいです。
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