Python『文字列』の扱い方とは?文字列の基本操作を解説!!
こんにちは、ゆうきです。
前回の記事ではPython学習で一番初めに学習するべき『データ型』について説明しました。
そして今回は『データ型』の中でも特に基礎的な、文字列型(str型)のみに絞って詳しく解説していきます。
文字列の連結・変換
Pythonで数値計算をするのは簡単でした。単純な足し算をしてみましょう。
実は、数字だけでなく文字列も同じように足し合わせることができます。
このように、いくつかの文字列を「+」演算子でつなげると、1つの文字列になって返ってきます。
しかし、文字列と数値は足すことが出来ません。
予想ではPython3.6という文字列になると思いますが、なんだか意味不明なメッセージが出てきました。
これは、「文字列型と小数型を足すことはできません」というメッセージエラーです。
では、「Python」と「3.6」を足してPython3.6とするためにはどうすればいいのでしょうか?
そのためには、小数型を文字列型に変換させる必要があります。
文字列型に変換する
小数型を文字列型に変換しPython3.6とする方法は2つあります。
1つ目は、文字、記号、数値などを文字列にさせることが出来るダブルクォーテーション【''】、または、シングルクォーテーション【’】を使います。
2つ目は、引数を文字列に変換する機能を持っているstr関数を使います。
小数型の「3.6」の変数を作り、str関数の引数にその変数を入れてあげると「Python3.6」になります。
ここで注意すべきことは、下の画像のように文字列型と変数で足してしまうとエラーになるということです。
僕は変数の名前を「version」と書きましたが、基本的にどんな名前の変数でもいいです。というのも、変数に決まった名前はないからです。
文字列の特殊能力
文字列にはさまざまなメソッドがあります。
その中でも特によく使うメソッドを紹介していきます。
splitメソッド
ある文字列を自分自身で特定の文字列に区切りたいときにsplitメソッドを使います。
以下のコードをご覧ください。
splitメソッドを使うために’Osaka ,Japan'という文字列をaddressという変数に置き換えました。
そして、メソッドは基本的に
変数.メソッド()
という形で使います。
また、splitメソッドを呼び出して’Osaka'と'Japan'という2つの文字列に分解されたのが分かります。
これは引数を「,」にしたことで「,」で区切るように命令し文字列が2つになりました。
引数を変えてもう一度splitメソッドを使ってみます。
次は引数を「a」にし、「a」は4ヵ所で見つかるので全体は5つに分割されているのが分かります。戻り値は1つのリストとしてまとまっています。
ちなみに、何度かsplitメソッドを呼び出していますが、address自身のデータは最初と同じです。
upperメソッド
すべての文字列を大文字にしたいときに、upperメソッドを使用します。
以下のコードをご覧ください。
upperメソッドには、引数はありません。このように、引数を持たないメソッドを呼び出すときも、丸括弧()を省略することはできません。
これは「メソッドを呼び出している」ことをPythonにわかってもらうためです。
lowerメソッド
すべての文字を小文字にしたいときに、lowerメソッドを使用します。
以下のコードをご覧ください。
lowerメソッドも同じように引数はありません。
このように簡単に変換できることがわかりますね!
indexメソッド
ある文字列の中に特定の文字が含まれているか調べる時に、indexメソッドを使用します。
以下のコードをご覧ください。
indexメソッドを使うと、引数で指定した文字が最初に出てくるのが何文字目なのかがすぐにわかります。
この場合だと、引数は「,」を指定しているので、「,」は前から数えて5番目だということがわかります。
では、指定した文字がその文字列の中にいくつかある場合はどうなるのでしょうか?
引数で指定した文字がいくつかある場合は、その文字が一番前にあるものを数えます。
この場合だと、文字列の中にいくつかある「a」のなかでも一番前にあるものを数えるので、2番目になります。
(Pythonでは0から数える決まりになっていることを忘れないでください。)
まとめ
今回はPythonにおける基本的な文字列の使い方について解説しました。
メソッドを呼び出す方法が、なんとなく理解できたでしょうか?
文字列のメソッドは、よく使うので何度もコードを書き練習をしておきましょう。
Step1 文字列の扱い方を理解する。
Step2 文字列の連結・変換の仕方を実際にコードに書く。
Step3 文字列の特殊なメソッドを実際にコードを書いて練習する。
を本記事を通して、自分で試して理解を深めてくださいね!
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